代表メッセージ
NPO法人「ブリスベン青年団」代表 タカ植松
Taka Uematsu, President of NPO Brisbane Seinendan Inc.
公式ニュースレター 21年春号 2021(令和3)年 10月吉日
ブリスベン青年団会員の皆様、いかがお過ごしでしょうか。
そもそも亜熱帯のブリスベンに四季なんてないようなものですが、一応、暦の上では3ヶ月ごとに季節が変わります。ってことは、四季があるんです!?ということで、10月は一応、まだ「春」です。春なんていってみても、この原稿を仕上げている今日の最高気温は37度!!
春なのに、猛暑日なんです。
春なのに、半袖短パンなんです。春なのに、冷房つけっぱなしなんです…と、別に柏原芳恵ファンでも何でもないですが、「春なのに」を連呼しています(歳がバレます)。
まだまだ終わらないコロナ禍。先週はどれだけ新規感染者が出ようが、州政府がドル箱のグランド・ファイナルが終わるまで絶対にロックダウンしないと分かっていましたが、今週からはどうなるか分からないので、気が抜けません。
もちろん、明るい兆しも。先日、モリソン連邦首相が11月から国際線の幾つかの航路で通常運用の再開、ワクチン接種済みの人の入国後の検疫簡素化など、事実上の鎖国政策を順次緩めていくことを発表しました。長いロックダウンに悩まされたシドニーもだいぶん明るい未来が見通せるようになってきたようです。それもこれも、すべてはワクチン2回の接種率が一定のレベルに達したからできること。
国や州を元に戻していくのには、ワクチンの接種を進め、重症化のリスクを下げてから、人の動き=お金の動きを回復させていくこと。そのためには、自分のためだけでなく、家族のために、コミュニティのためにワクチン接種を受ける人が一人でも多く増えることが肝要です。ここブリスベンの日系コミュニティにも予期せぬ形で降りかかったコロナ禍の影響、もはや対岸の火事ではありません。「備えあれば憂いなし」とも言うように、しっかりやるべきことはやっておくことが大事です。もちろん、皆様の個人の主義主張は尊重しますが、コミュニティというマクロの見方をした時、コミュニティ全体を守るのに1番良い方法はなんだろうと考えてみたら、答えは誰にでも分かるはずなんです。
コロナ禍の話題ばかり続けるのははばかれるのですが、もう一点だけ。私ども青年団は、コロナ禍の影響をダイレクトに受けました。なんせ、青年団活動の大きな柱であり、その活動を持続可能なものにしていくエネルギー源でもある「祭ブリスベン」を2年連続で中止せざるを得なかったのですから。
他方、私どもの中止の判断の後に状況が好転して、他のイベントなどが開催に踏み切った流れの中で、私たちの中止の決断に対して「やるべきだったんじゃないのか」というような意見が幾つか聞こえてきました。今でも、代表として私たちの中止の決断は間違っていなかったと信じています。強行して負うことになるリスクを私たちのような小さな団体では背負いきれませんから。いずれにしても、誰もが安心してご来場いただけるようになってから、満を持して「祭ブリスベン」は戻ってきますので、皆さん、それまで首を長くして待っていて下さい。
とは言っても、やっぱり祭の雰囲気だけでも・・・と楽しみにしていた皆様の思いもしっかり届いています。ただでは終わらない青年団、祭ブリスベンの代わりの今年だけのイベント「e祭」を企画・準備しています。ここでつらつら説明するよりは、当ニュースレターに記載のイベント情報から特設ウェブサイトに飛んでいただければと思います。ぜひ、皆様、お誘い合わせの上で奮ってのご参加をお待ちしております。
ここまで、コロナ、祭に終始しましたが、いつも言うように、祭だけが青年団ではありません。「青年団って、あの祭の人達ね」とよく言われるのですが、その答えは、正解ではありますが、完全な正解とは言えません。というのも、祭以外にも青年団は色々なことをやってきましたし、これからもどんどん仕掛けていきます。
新しい仕掛けやアイデアを私たちと形にしていくのは、これを読んでいる方の中の「あ・な・た」かもしれません(笑)。「なにか、日系コミュニティのためになることをやってみたい」「こんなアイデアがあるんだけど、自分だけじゃ何をすればいいのか…」という皆さんの声を青年団は待っています。皆さんと、祭と共に青年団の両輪となる「仕掛け」を育てていける人材の登場を待ち望んでいます。いつまでも、僕ら創立メンバーが幅を利かせていてはいけないんです。僕らの次の世代のコミュニティを担う人材よ、出でよ!!と叫んでから、今回の挨拶を終わりにしたいと思います。
末尾ながら、皆様のますますのご健勝をお祈りしつつ、平素変わらぬご厚情に心より感謝の念を表したいと思いますます。
「すべては、ブリスベンの日系コミュニティのために」
NPO法人「ブリスベン青年団」
代表 タカ植松
Public newsletter Summer 2020 Edition
Dear members and friends,
Thank you for your continued support of the Non-Profit Organisation, Brisbane Seinendan Inc. Whilst the calendar says it’s December, the sense of time and seasons passing is completely different in Brisbane because this is when Summer starts! On the morning of December 1st every year, the radio announcement that it’s the first day of Summer still takes me by surprise.
Taka Uematsu
President of NPO Brisbane Seinendan Inc.